【レクザム】初中級者におすすめの最新シリーズ!一新されたインナーブーツに継続モデルもまるっと解説!【スキーブーツ】

REXXAM(レクザム)2024-2025モデルを詳しく解説!
注目のNEWエントリーモデル「RCシリーズ」をはじめ、定番のREVOシリーズや新しくなったインナーについてもご紹介します!

REVOシリーズとREVO-PLUSシリーズの違い

REVOシリーズは「競技スキーヤー」「基礎/上級者」「上達志向のスキーヤー」「切れ味のあるターンがしたい方」に向けて作られた非常に敏感なブーツです。
REVOとREVO-PLUSの作りを比べてみましょう。

ソール部分
REVO
底面・ソールが本体と一体成型
REVO-PLUS
・ビスで他のパーツをつけている
・ソールをくり抜いている

REVOシリーズはソールまで1枚樹脂で作られているため敏感に動きます。
REVO-PLUSシリーズはくり抜いてある分ねじれが起きやすい構造になっています。

またこの2シリーズは使用している樹脂自体も異なっています。
REVO-PLUSはポリオレフィンという軽い素材を使用しています。
REVOシリーズはREVO-PLUSよりも重いしっかりとした素材を使っていて、より強度のあるエキスパート向けのブーツになっています。

REVOシリーズ

REVOシリーズ

REVOシリーズはREVO-S(スリム)REVO-M(ミディアム)の2種類のラスト幅があり、Sがブルー、Mがレッドと色分けされてます。

REVO-S
・シェルが肉厚
・ラスト幅92~96mm
REVO-M
・シェルがSと比べ肉薄
・ラスト幅96~102mm

どちらもREXXAMブーツの大きな特徴の一つであるAutofit Systemを搭載。
ブーツの数箇所に屈曲点が設けられており、足幅に合った場所でしっかりとシェルを巻き込む構造になっています。

オートフィット
  • ・足幅が広い→屈曲点が広がる
  • ・足幅が狭い→屈曲点が締まる

インナー

24-25シーズンはインナーが大きく変更され、Hインナーという上のクラスのインナーブーツがメインになっています。

Hインナー
インナーの背面の素材が23-24モデルよりも硬くなっており、足首周りのパッドも全体的に変更しています。
23-24シーズンと比べるとインナーのステッチが少なくなっているのがわかります。
インナー

足の甲の部分の爪がゴムに変更され、指先の付け根が押される感覚を改善。
インナー

つま先部分のネオプレーンを以前より小さくすることでステッチに母指球周りが当たって痛くなってしまうのを解消しています。
その他背面は滑り止め部分が狭くなるなど、以前のインナーブーツから仕様が大きく変わっています。
Sインナー
こちらも23-24シーズンと比べるとインナーのステッチがかなり少なくなっています。
インナー

また、くるぶしの辺りを逃がすような立体的な構造「3Dアンクルポケット」を採用。
くるぶしの位置に合わせて内・外2箇所の高さが違うところに配置されています。

Sインナーは「REVO-S 90S」「REVO-M 100M」のみ搭載しています。
エキスパートブーツのため、よりフィット感が高く敏感に動かせるHインナーが主体となっています。

REVO-PLUSシリーズ

REVO-PLUSシリーズ

実はこちらも24-25シーズンはほとんど変更点がありません。
シェルは23-24モデルと同じです。
上記でご紹介した通り、底面がくり抜かれ、ねじれが生じる構造になっており、より扱いやすいブーツになっています。
素材に軽量化ポリオレフィンを採用して、非常に重量も軽く作られています。

ラスト幅は96mm~103mmと少し広めの設定になっています。
数値で見るとREVO-Mに近いですが、使用している樹脂が異なっている為、実際に履いてみるとREVO-Mより広がって楽に感じます。

変更点はインナーブーツ。
REVO PLUSで、全モデルSインナーを搭載しています。
軽量化されていますので技術レベルは高い方で楽に滑りたい方や、上達志向のスキーヤーに適したブーツとなっています。

基本的には上級設計に近い、オールラウンドなブーツです。

XX(クロス)シリーズ

XX(クロス)シリーズ

モーグルスキーヤー向けのブーツ。
こちらのシリーズはそれぞれベースブーツがあります。

  • ・XX-LIMITED→REVO-S
  • ・XX-8.0→REVO-M
  • ・XX-7.0→REVO-PLUS

コブを滑る方はエキスパートの方が多いため、エキスパート向けがベースとなっています。
フレックス(硬さ)に関しては全ブーツ共通で90となっています。
ただ、使用樹脂の違いやシェルの厚みの違いにより、フレックス(硬さ)の感じ方は異なります。

  • ・XX-LIMITED→少し硬め
  • ・XX-8.0→少し柔らかめ
  • ・XX-7.0→柔らかめ

ベースブーツとの違いはフレックスがしなやかになる点と、コブ向きの振動吸収用のソール、「ショックアブソール」を搭載している点です。

ショックアブソール

ソールに傾斜が付けられており、踵を高くすることで、良いポジションで滑れるようになっています。
モーグルスキーの場合前後の動作が多く、膝が前になる姿勢が良いためこの設計となっています。

こちらも24-25シーズンはインナーブーツが変更されています。
XX-LIMITED/XX-8.0はSインナー、XX-7.0にはSSインナーが搭載されています。
SSインナーはもう少し優しく包んでくれるインナーブーツ。
SSインナーの変更点はSインナー同様アンクルポケットとネオプレーン部分となっています。

XX(クロス)シリーズはオリンピック選手も着用されるブーツで、ワールドカップでも海外選手にも使用されています。

XX-LIMITED
パワー伝達がいいモデル。
全ての人に適しているとは言えませんがパワー伝達の量は1番強い、上級者モデルです。
XX8.0
REVO-MがベースでXX-LIMITEDと比べると若干肉薄な中級者モデル。
XX-7.0
軽量化シェルを使用しているため、ラインナップとしては下になります。
コブを滑る方の中では初級者向けのモデルとなっています。

RC(REXXAM COMFORT)シリーズ

RC(REXXAM COMFORT)シリーズ

24-25シーズンに新しく登場したブーツ。
これまでのREXXAMのデザインとすこし雰囲気は違います。
REXXAMのブーツは中・上級者が使うエキスパートよりのイメージがありますが、こちらはエントリー層にも履きやすいブーツとして展開しています。

特徴は足首周りに柔らかい素材を使用することでブーツを広げやすくし、足の出し入れ容易にする「イージーステップイン」。

イージーステップイン

また、両サイドにチャネルラインが入っており、レクザム定番のオートフィット機能と連動してより幅が広くなるようになっています。
足幅が広い人が履けばブーツが広がりますし、足幅が狭い人が履けばブーツが巻き込む適度なフィット感を出してくれます。

チャネルライン

ラスト幅は98〜105mmと、他メーカーと比べても広めの設定となっています。

インナーはRC90のみSSインナー、100/110はSインナーを搭載しています。
底面もこれまでのブーツとは全く異なった作りになっています。
少し柔らかいラバーソールのような素材を使用していて歩きやすいようにできています。
グリップウォークのようにラウンドはしていませんが、滑りにくい作りになっています。

重量は軽く、REVO-PLUSよりもさらに軽量化されています。

オールラウンドブーツに求められる「初・中級者向け」「グリップ力が強くて歩きやすい」「楽に着脱ができる」をREXXAMが追求して作ったブーツです。
REXXAMのブーツは他のメーカーよりもフィット感に優れているため、初・中級者のスキー上達も助けてくれます。
快適志向だけど上達志向にもフィットしやすい。

近年のREXXAMブーツは、日本のデモチームとも共同開発を行なっていますので、日本人のスキーヤーにフィットしやすいメーカーとなっています。
ぜひチェックしてみてください!

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