【意外と知らない?!】スキーブーツの調整方法6つ!ぴったりのブーツにカスタマイズ!

この動画では意外と知らないブーツの調整機能をご紹介!

シーズン中のお悩みとして、「バックルが閉まらない」「ブーツに足が当たって痛い」「ブーツが少し緩い」といったことで お困りの方が非常に多いのです。
そういったお悩みは、実はブーツについている調整機能で改善することが多いです。

今回の動画では以下の調整方法についてご説明していきます!

・バックルの調整
・熱成形
・リアスポイラー
・サイズの調整シート
・フレックスビスの調整
・カント機能の調整

バックルの調整機能

バックルの長さは実は微調整が可能です!

バックルの長さは実は微調整

画像の部分を右回りに回転させると、バックル自体の長さが短くなります。

バックルの長さは実は微調整

逆に長くしたい場合は、反時計回りに回していただくとどんどん長くなっていきます。
1回転で大体1mm前後、長さが調整できます。

ご自身の止めたい場所にバックルが来るように微調整して締めてください。
この方法で全てのバックルで調整可能です。

第3・第4バックルの調整

第3・第4バックルを調整することで、ブーツをふくらはぎにフィットさせる事ができます。
ふくらはぎが太く、バックルが締まりにくい方や、逆に細くてホールド感を感じられない方はこちらをお試しください。

バックルのキャッチャー部分のパーツをブーツから取り外します。

通常はパーツが真ん中の穴に固定されています。
ふくらはぎがきつい方はこちらを1番外側の穴で固定してもらうと、より緩く調整する事ができます。
ふくらはぎが細い方は3つの穴の1番奥側の穴にパーツを付け直す事でフィット感を持たせる事ができます。

メーカーによってはブーツに調整用の六角レンチが付属しています。

※SALOMONやATOMICなど、メーカーによって六角レンチが付属していない場合があります。

また、第3バックル 第4バックルにアジャスタブル機能が付いているブーツもあります。
この機能がついているものは工具を用いたパーツのつけ外しをする事なくサイズ調整が可能となっています。

ふくらはぎのサイズにお悩みの方はぜひこちらの機能も使ってみてください。

SALOMONレディース

キャッチャー部分のパーツ自体を左に回すとロックが外れ、左右に調整できるようになります。

SALOMONレディースバックル調整

逆回りに回すと再びロックがかかり、長さを固定する事ができます。

LANGブーツ

キャッチャーの端を下に押し込むとバックルが持ち上がるので、この状態で左右にスライドすることで調整ができます。

LANGブーツバックル調整

熱成形機能

熱成形機能はブーツのレベルによっても異なっています。
あたって痛い場所があったり、少しきつい場合は熱成形をお勧めします。

初級者用 ▶ インナーのみ成形可能 中・上級者用 ▶ シェルとインナーが成形可能

熱成形ではブーツを縮めことはできない為、ゆったりブーツを履かれている方は調整の必要はありません。
また、履いた際に特にあたる場所がない場合は、熱成形をすることで緩くなってしまうケースもあります。

一度滑ってみて履き心地を確認してからの熱成形も可能です。

熱成形の方法

熱成形はブーツを温めて広げる機能です。

熱成形

・ブーツの種類によって時間は異なりますが、80℃~120℃のオーブンで5~10分程度温めます。
・暖かい状態のブーツをお客様に履いていただき、ブーツを足の形に合わせていきます。
・この時実際にビンディングもつけ、5~10分ほどいつものスキーポジションで立っていただきます。
・その後スプレーや氷を使ってブーツを冷やし、より足にフィットするように固めていきます。

実際にお客様に履いていただきながら調整することで、足にあったカスタマイズが行えます。

熱成形を行うことでフィット感が向上します。
また、当たっていたい場所がある場合はパッドを貼ることでより広がりやすくなり、痛みやストレスを軽減できます。

こういった調整は家では行えませんので、カスタマイズをご希望の方は是非ご来店ください。

フレックスビス

フレックスビス

ブーツの脛についているビスの数を増やしたり減らしたりすることで、ブーツのフレックスを調整が可能です。

2本刺さっている状態のものはビスを1本抜くことによって、ブーツが少し柔らかくなります。
一本しか刺さっていない状態の場合は、ビスを追加することでブーツのフレックスを硬くする事ができます。
また、フレックスの柔らかいブーツは元々ビスが刺さっていない状態になっているものもあります。

ビス1本で大体5%程度ブーツの硬さを上げ下げする事ができます。

ビスを2本とも抜いてしまっても良いものもありますが、ブーツによっては1本残しておかないといけない場合もあります。

メーカーによってブーツに専用レンチが付属している場合があります。
SALOMONは星形の特殊なレンチが必要ですが、ブーツには付属されていない為、別途購入していただく必要があります。
また、元々ビスが刺さっていないブーツや、ビス一本ブーツの場合、専用ドリルでシェルに穴を開ける必要があります。
店舗での調整も可能ですので、お悩みの場合は是非ご来店ください。

スポイラー

ふくらはぎについているパーツを着脱することで、足首の前傾角度を調節できる機能です。
こちらは全てのブーツに付いているわけではなく、スポイラーついているブーツ/ついていないブーツ/付属パーツでついているブーツがあります。

スポイラー

滑る時少し後傾気味になってしまう方は、リアスポイラーをつけることで良いポジションで滑れるようになる場合があります。
逆に、ふくらはぎが太くバックルが閉めにくい方は、リアスポイラーを外していただくことでブーツが履きやすくなり、フィット感を得られやすくなります。

スポイラー

また、ふくらはぎの太い方は過度な前傾姿勢になりやすい為、そういった際にも、リアスポイラーを外すことで前傾姿勢を抑えて滑りやすくする事ができます。

メーカーによって異なりますがREXXAMなど、ついているのがデフォルトになっている機種もあります。

カント機能の調整

カント機能の調整は、X脚やO脚の方に調整してもらう機能です。
カント部分には0度/マイナス/プラスの記号がついています。

カント機能の調整

ブーツを履いた時、膝の皿の位置がブーツより内側に入ってる場合(X脚)は、両サイドのカントを+の方向にカントを少し緩めます。
そうすることでブーツの足首から上がやや外側に倒れるような形になり、足をまっすぐの状態に保つことができます。

O脚の方の場合(ブーツより外側に膝が来る場合)は、+ではなく-の方向に回して調整を行います。

カント機能の調整

また、DALBELLO等ブーツメーカーによっては0度/マイナス/プラスの記号が付いてない場合があります。
こういった場合は実際に調整部分を回してみて、シェルの外側が低く、内側が高くなるようであれば+、外側が高く、内側が低くなるようであれば-と判断してください。

メーカーが設定している調整幅は約3度ぐらいまでと言われており、個人で行えるのは微調整レベルの調整になります。
なかなか個人では分かりにくいという方は、店舗でご相談いただくか、詳しい方に見てもらうのがおすすめです。

また、ブーツに元々ついている調整機能だけでは足りないという方は店舗にてご相談ください。
幅広い調整メニューをご用意しております。

ブーツのサイズ調整シート

ブーツ自体に「24/24.5」と記載されているものに関しては、インソール(調整シート)が付属しています。
ブーツが少し緩いと感じる場合は、元々入っているインソールを一度外し、下に調整シートを重ねた状態でもう一度インソールを入れます。

※元々入っているインソールの上に調整シートのものをつけないよう注意し、必ず元々入っているインソールの下に調整シートを入れるようにしてください。

REXXAMの場合は、元々インナーの中にインソールと調整シートが重ねた状態で入っています。
最初の表記が23cmの場合、入っている調整シートを抜くことで23.5cmになります。
こちらの調整はインソールの抜き差しのみで行える為、どなたでも簡単に行える調整となっています。

今回の動画では、ご自身で行える調整とご来店が必要な調整をそれぞれご紹介しました。 判断に悩んだ場合は、ぜひタナベスポーツ公式サイトのブーツ調整ページもご覧ください!

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