【これで差がつく】スキーのおすすめオフトレを徹底解説!

スキーのオフトレといえば、インラインスケートが有名ですよね。
実際にスキーの動作に近いところがあるので、オフトレとしては非常におすすめです!
しかし、どのトレーニングにおいても、一長一短はあります。所詮インラインスケートはインラインスケート。
インラインスケート独自の特性とスキー独自の特性があり、そのズレによってスキーの上達を妨げることも。

複数スキーのオフトレを知っていることのメリットは、それぞれのオフトレの欠点を補うことが出来ること。
今回はインラインスケートを含めたスキーのオフトレをいくつか紹介していきます。
複数のオフトレを組み合わせて、自分なりのメニューを組んでみましょう!

スキーの技術に磨きがかかること間違いなしです。オフシーズンのトレーニングは必ずあなたのスキーに活きてきますよ!

スキーの3つの技術要素「3K」とは

スキーの3つの技術要素「3K」とは

スキーの基本的な技術要素は3つあります。それは、
 「荷重」·「回旋」·「角付け」です。
それぞれの頭文字から「3k」と呼ばれます。

スキーのオフトレに励む上級者の方々にとっては今更そんな当たり前のこと言うな!という感じかも知れませんね。
しかし、スキーのオフトレに励む時自分のスキー技術に何が足りないのか、どの要素を伸ばせば良いのか理解することは非常に重要なことです。

ここで改めて「3k」についてしっかり理解し、自身の技術を見直してみましょう!オフトレをする時少し意識するだけでシーズン中の滑走が全く変わってきます。

スキーの3K|荷重

荷重」は読んで字の通り、板に体重をかけることです。板に荷重し、
板がたわんだり雪面でズレたりすることで滑走の進行方向を変えることが出来ます。
現代のスキー板はカービングスキーと呼ばれ、その特徴的なところが「くびれ」にあります。
板の側面がビンディングの位置を中心にくびれているのです。

荷重」によって板がたわむと板の側面のカーブが雪面を捉え、滑走方向を変えます。
さらに、「荷重」によって板が雪面でズレることにより、板の方向が変わります。
荷重」によって起こる、たわみとズレによってスキー板は方向を変えるのです。

荷重する板が外足なのが内足なのかによっても技術が変わってきます。
シーズン中の滑走映像を見直して、自身の荷重のクセを見抜きましょう!

スキーの3K|回旋

「回旋」はスキー板の向きを変える動きのことを指します。スキーはスキーブーツによって足首を固定されているので、股関節と膝を上手く使い、スキー板を回旋させましょう。
また、スキー板のエッジがたっている状態では雪面にエッジが引っかかり、スキー板は回りません。

外傾姿勢を取るとスキー板が雪面に対しフラットになるので回旋の操作をすることができます。この回旋が正しく出来るようになると、ターンの弧の大きさを調整出来るようになり小回りも大回りも自在に曲がれるようになりますよ。

スキーの3K|角付け

「角付け」はスキー板のエッジを雪面に立てることを言います。雪面にスキー板のエッジを立てることで、スキー板側面のカーブに沿って、スキー板が進行方向を変えるのです。
この「角付け」が上手く出来ると、雪面の抵抗を受けないスムーズなカーブが出来るようになります。これが「カービングターン」です。

カービングターンは非常にスピードが出やすいので、スキーのタイムアタックの時などによく使われます。飛んでいるようなスピードのある滑走はスキーの醍醐味ですよね!

体幹・足腰・バランス感覚が重要

ここまではスキーの、技術面について解説しました。この技術の共通の基礎になってくる体力が「体幹」、「足腰」、「バランス感覚」です。
体幹は特にターンの際、遠心力に負けないために重要になります。

体幹が弱く、身体の軸が雪面に対し起きてくると思うようなターンを出来ないことがあるのです。
足腰はスキーで特に重要な体力要素となります。スキーは身体の上下動によって板にかかる力をコントロールし操作します。
また、スピードを出すためには体勢を低くし、中腰の体勢を保たなければなりません。
そのため足腰の筋肉、特に大腿部と臀部を強くする必要があります。スキーをする際には意識するといいかもしれません。

バランス感覚はターンの際の内倒を防ぐ上で重要になります。スキーのターンは身体からをターン弧の内側に倒しこみます。この時に身体を倒しこみすぎると内側に倒れ、転んでしまいます。遠心力との釣り合いを意識しましょう。

インラインスケート|スキーのオフトレの代名詞。坂を使ってスキーに近い体の使い方を覚えよう。

インラインスケート|スキーのオフトレの代名詞。坂を使ってスキーに近い体の使い方を覚えよう。

スキーの特性は左右独立した板に乗り、足元から落下していくということです。
インラインスケートも左右独立したスケート靴を履き、足元から落下していく点が非常に近いといえます。
そのため、オフシーズンの雪上を滑れない時には非常に有効なトレーニングといえます。

インラインスケートオフトレのメリット

スキーはターンのそれぞれの位置によって加速度が変わります。つまり常に変わる加速度に合わせて重心をコントロールしければなりません。
この重心のコントロールが上手くいかないと、後傾になったり、前方に突っ込んだりしてしまいます。とはいっても、スキー板は前後に長いので転ぶことはありません。

しかし、インラインスケートは前後のバランスを崩すとすぐに転んでしまいます。そのためスキーにおける前後の重心コントロールを練習するのに非常に有効といえます。

インラインスケートオフトレのデメリット

一方で気をつけねばならない点もあります。インラインスケートがスキーと違う点が2つあります。
滑走面での「ズレ」が起きないことと「たわみ」がないことです。

スキーのターンの要素に「ズレ」と「たわみ」が必要なことは説明しましたね。
しかし、インラインスケートではこの「ズレ」と「たわみ」が起きないのです。動きはスキーに非常ににているけど、「ズレ」と「たわみ」の感覚はない。

結果的に「ズレ」と「たわみ」を使わないターンが癖になり、スキーの滑走に悪影響を及ぼす可能性があります。
メリット、デメリットをしっかりと理解してインラインスケートをオフトレに取り入れて見てください。

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スクワット|スキーに必要な筋力の基礎を鍛える

スクワット|スキーに必要な筋力の基礎を鍛える

スキーに必要な身体の上下動、また中腰での維持。重要になってくる筋肉が大腿部と臀部の筋肉です。

ここを重点的に鍛えることができるのが、スクワット。様々なスクワットを組み合わせて効果的に足腰を鍛えましょう。

スモウスクワット

スモウスクワットは足の幅を広くとり、大きく膝を開いた体勢で沈み込むスクワットです。
ちょうど相撲の股割りのイメージです。このスクワットは内腿に強烈に刺激を与えることが出来ます。

パラレルターンの際ついつい膝が開きがちなどの悩みがあれば、足を閉じる筋肉に効くスモウスクワットはおすすめです。
また、股関節の柔軟性も良くなります。パラレルターンは片方の足の膝は引き付け、もう片方は伸ばすという姿勢をとります。

この時、股関節が固いと体勢高くなってしまい上手くターンをすることが出来ないのです。柔軟性をあげるという意味でも非常におすすめです。

ナロースタンススクワット

足の幅をやや狭めにとり、つま先を正面に向けて行うスクワットです。このスクワットの良い点は上下の動きを大きく取れることです。
上下動を大きくとる事で、可動域が広がりより効果的に筋肉を鍛えることが出来ます。

また特に刺激される所が大腿前部の大腿四頭筋。この筋肉は中腰姿勢を維持するのに役立ちます。低い体勢を保つことで、よりスピードのある滑走をすることができます。

片足スクワット

後方に膝くらいの高さの箱をおきます。片方の足を後方の箱にのせ、もう一方の足でスクワットをします。
ポイントは膝を前に出すように沈むのではなく、お尻を後方に突き出すように沈み込むことです。こうすることで大腿部後部のハムストリングスに刺激が行きます。

スキーは左右の足で違う動きをします。片足で強く雪面に力を加えられるよう、片足での力の出し方をトレーニングしましょう!

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スライディングボード|低い体勢をキープし、体幹も同時に鍛えられる。

スライディングボード|低い体勢をキープし、体幹も同時に鍛えられる。

スライディングボードはよくスピードスケートの選手のトレーニングに使われるものです。最近はダイエット用品として、オンラインショップでも買うことが出来ますよ。よく滑る帯状のシートの上に乗り、スケーティングの要領で左右を蹴り、往復します。

外足を蹴る感覚が外足にのり、圧をかける感覚を養える点が非常におすすめです。力強いターンが出来るようになりますよ。また、スライディングボードでは体幹も鍛えることができます。
スキーのターンでは強い遠心力に上体が引っ張られます。この時、姿勢が崩れないようにするために体幹が非常に重要です。

スライディングボードの左右に振られる動きは上体の軸を安定させることでしょう。下半身の強さとブレない軸を手に入れればあなたのスキーに磨きがかかります。

まとめ

今回はスキーの技術要素とオフシーズンのトレーニングについて紹介しました。

オフトレを実施する際には自身の滑走映像をしっかりと分析し、足りない部分を理解することが重要です。その上で是非今回紹介したトレーニングを実践してみて下さい。

効果的なオフトレでライバルに差を付けましょう!

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