【メンテナンス】エッジの研ぎ方についてプロに教えてもらう【スキー】

スキー板のエッジの状態一つで滑りが大きく変わってきます。

メンテナンスを全然行っていない方もいるのではないでしょうか?

状態確認を疎かにしていたら、ケガをするかもしれません。

今回はプロが行うエッジの研ぎ方について解説するので、気になる方は是非一度チェックしてください!

エッジを研ぐ

ガイドとファイルをスキー板の滑走面に当て、テールの方から細かく研ぎます。

両手を使うと、力が入りやすいです。

同じストロークで研ぐのがポイント。

2回程研ぎます。

最後は波打った部分が均等になるように一方向に止まることなく削ることが大切です。

研いだ後が分からない場合、マジックペンなどでエッジを塗りましょう。

ペンで塗った後は乾かし、再び研ぎます。

角度がしっかり出ていると、塗った部分がシルバーになっていきます。

削ったエッジが縦長になるように研ぐのがポイント。

ブラシで削った粉を取ります。

クリップが止まっていなかったら、研いでいる最中にガイドが外れてエッジでケガをしてしまうかもしれません。

エッジを研ぐ際は手袋の着用を心掛けたいところ。

また、ガイドにしっかり万力やクリップを当てましょう。

右手で研ぐ際は左肩の方向に引いて行うのがポイントです。

正しいやり方でエッジを研ぐことがチューンナップを行う際の鉄則。

Snoli〔スノーリー〕ファイルガイド一覧へはこちら

エッジを研ぐ際の注意点

エッジを何度も研ぐと、ファイルが汚れます。

金ブラシでファイルの掃除を行うことが大切です。

掃除を行う際、金ブラシを縦に向けます。

ファイルが長持ちするだけでなく、エッジも研ぎやすくなります。

トップとテールは湾曲して研ぎにくいため、何度も削ってしまわないよう注意しないといけません。

削り過ぎると、エッジが細くなってしまいます。

エッジを研ぎ終わった後

ダイヤモンドファイルとオイルストーンでスキー板のバリを取ります。

まずはガイドからファイルを外し、ダイヤモンドファイルを取り付けます。

ダイヤモンドファイルに水をつけるのがポイントです。

ガイドにダイヤモンドファイルを挟み、クリップを止めます。

後はスキー板の滑走面にガイドを当てて擦るだけ。

ずれないようしっかり当てるのがバリを取る際のコツです。

最後は一方向に止まることなく擦ります。

擦った後は紙やティッシュでエッジについた水を拭き取りましょう。

ガイドからダイヤモンドファイルを外し、スキー板の滑走面も同様に擦っていきます。

動画内ではダイヤモンドファイルを使用していますが、雪質によってはアルカンサストーンやオイルストーンを使う場合があります。

用途によってダイヤモンドファイルなどを使い分けることが重要です。

チューンナップは愛用しているスキー板を長期に渡って使って行く上で重要な作業。

用途に応じて道具を使い分けたり、正しいチューンナップの仕方を覚える必要があります。

気になる方は自分の持っているスキー板の状態を一度チェックしてはいかがでしょうか?

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