【メンテ】エッジに角度があるの?レベル・用途・雪質に合わせて選ぶべし!

スキー板をチューンナップする際は、レベルや用途・雪質に合わせてエッジの角度を選ぶことが重要です。

今回の動画では、SKI.FACTORY.MIND.の桑原さんにエッジの角度についてご紹介いただきました!

これから、スキー板をチューンナップしようと考えている方は、一度参考にしてください!

エッジは2種類存在する

エッジは、スキー板のサイド部分に付いているシルバーの鉄の部分。

滑走面側をベースエッジ、サイドバー側をサイドエッジと呼びます。

ベースエッジは角度をつけることで、板を倒した時に引っ掛かりでき、操作性が良くなります。

0.5°、0.7°、1.0°、1.5°と角度が選べます。

数字が小さいほど、しっかりとグリップし、サイズが大きいほど動かしやすくなります。

サイドエッジは89°、88°、87°、86°から選択可能。

研ぐことで鋭角になり、尖れば尖るほど、雪へ切り込みやすくなります。

サイドエッジを90°に設定できないのか

サイドエッジの角度が多少ないとグリップしないため、89°からをおすすめしています。

商品ページから希望のエッジの角度を選択できます。

ベースエッジとサイドエッジのどちらから選ぶと良いのか

エッジの角度を調整する際は、まずは滑走面に先に引っかかるベースエッジから調整しましょう。

グリップ力を求めるのか操作性を求めるかにより、角度が変わってきます。

自分の滑りの好みやレベルに合わせて角度を選んでいきましょう。

初心者におすすめのベースエッジの角度

初心者の場合、ベースエッジは、1~1.5°がおすすめ。

0.5°だと、グリップしすぎるので、操作がしづらくなります。

競技スキーに適したベースエッジの角度

アルペンスキーなどの競技スキーをする場合は、ベースエッジは0.5~1°がおすすめ。

0.5°に近いほど、ハードバーンやアイスバーンを滑るのに適しています。

西日本の柔らかい雪を滑る場合、0.7~1°をおすすめします。

使用するシチュエーションに応じて角度が変わってきます。

基礎スキーに適したベースエッジの角度

大回りのスキーをされる場合は、0.5~1°がおすすめ。

小回り用のスキー板なら、1~1.5°が適しています。

小回りで0.7°で調整する方もいますが、基礎スキーの小回りは操作性が求められます。

ずらすような動作が多いため、1~1.5°がおすすめです。

一般のゲレンデスキーヤーに適したベースエッジの角度

一般のゲレンデスキーヤーの方の場合は、動かしやすい1~1.5°が適しています。

パウダーやバックカントリーなど、ふかふかの雪で滑るなら、1.5°以上がおすすめです。

ベースエッジを0.5°にした際のサイドエッジの角度

ベースエッジを0.5°にした場合、サイドエッジは88°または87°が適しています。

ベースエッジ0.5°は競技向けの角度のため、グリップ力を高めることが重要になってきます。

88°と87°で悩む場合は、アイスバーンを滑る方には87°、オールラウンドに滑る方には88°がおすすめです。

海外だと、より雪が硬く氷の上を滑るような感じになるため、86°も選択肢に挙がってきます。

86°の場合、雪面からスキー板が離れないくらい、鋭く角度がつきます。

サイドエッジの角度を調整する際は、使用するシチュエーションも考慮して角度を選びましょう!

ベースエッジを0.7°にした際のサイドエッジの角度

ベースエッジを0.7°に設定場合も0.5°の場合と同じく、硬いバーンを滑る方はサイドエッジを87°。

柔らかいバーンを滑る頻度が多い方にはサイドエッジを88°がおすすめです。

ベースエッジを1°にした際のサイドエッジの角度

ベースエッジをより一般的な1°にした場合は、サイドエッジは88~89°が適しています。

89°は、操作性重視の方におすすめです。

88°に設定すると、グリップ力を持たせられます。

一般スキーヤーや初級寄りの方は88~89°を選びましょう。

角度を選ばずに注文した場合、ベースエッジは1°、サイドエッジは88°に設定されます。

ベースエッジを1.5°にした際のサイドエッジの角度

ベースエッジを1.5°1.5°に設定される方は、初心者の方や関西寄りの湿雪を滑る方多いため、サイドエッジ88~89°がおすすめです。

初心者の方の場合、サイドエッジを89°にすることで動かしやすくなります。

基礎スキーヤーの方の場合、サイドエッジを88°にすると、グリップのしやすさと動かしやすさを出すことができます。

その他のオプション

エッジを手で研ぐタイプとスノーグライドと呼ばれる機械で研ぐタイプが存在します。

スノーグライドを使えば、より鋭く斜めの傷が入るため、長持ちしやすいです。

ただし、全てスノーグライドにすると、引っ掛かりやすくなる場合があります。

競技スキーや基礎スキーの場合、スノーグライドが適しています。

レベルや用途、雪質によって、エッジの角度が大幅に変わります。

スキー板をチューンナップに出す際、何度に設定するか一度検討しましょう。

エッジについて分からないことがある場合、タナベスポーツまで一度お問い合わせください!

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