スキー板保管時の置き方や保管場所に悩んでいませんか?保管方法をご紹介!

みなさんスキー板の保管はどのようにしていますか? え?!帰ってきてそのまま放置!?
とくに誰かに教えてもらう事なくこれが正解かどうかわからない… という方にスキー板の保管方法をシュチュエーションごとに説明します!

スキー板をちゃんと保管しなかったらどうなるの?

スキー板をちゃんと保管しなかったらどうなるの?

スキーは雪上で行うスポーツです。スキー板に雪がついた状態で放置していると、雪が溶けて水になります。この水が後々、悪影響を及ぼします。
また、3月以降の暖かい時期になると雪上には雪が溶けにくくする硫安という薬を撒いています。水に塩素系の成分が混じって、これも悪影響を及ぼします。
では適切なお手入れと保管をしてないとこのようになります。

  • ①「エッジ」は濡れていることで酸化して錆びます。
  • ②「滑走面」は濡れていることで酸化して白くなります。

どちらも滑走性能が悪くなります。 決して安くはない大事なスキー板。できるだけ長く使いたいのであれば、正しいメンテナンスを行いましょう!

スキーから帰ってきた直後の保管方法

スキーから帰ってきた直後の保管方法

楽しいスキーが終わり家路に疲れて帰ってきたら、早く寝たい… 片付けは明日でも…となりがちです!
そのまま忘れて次のスキーまでほったらかし。その後いざ取り出したら… なんじゃこりゃ~!!ということはないようにしましょう。
作業時間は5分以内!

  • ①スキー板を雑巾やタオルで乾拭きする
  • ②左右の板を重ねずにバラバラにして壁に立てかける

以上です!乾燥するまで1~2日間放置します。(※要は自然乾燥ということです。)
最後に、スキー板を重ねてスキーバンドで止めて保管するだけです。

※さらに丁寧にできるのであれば、①の後にワックスを塗り、袋に入れておくと、袋に入れておけばホコリも寄せ付けませんし、次回のスキー予定直前になって焦ることもありません。(※袋の中に乾燥剤など入れておくとさらに錆予防に効果的です)
また、簡易ワックスでも構いませんのでワックスをかけておくことをお勧めします。

シーズンが終わってからの保管方法 その1

シーズンが終わってからの保管方法 その1

滑走日数が多ければ多いほど、エッジや滑走面の消耗は避けられません。ご自身のスキーも下記状態が現れていないか確認してみましょう。

  • ・エッジが丸くなり、特にアイスバーンなどで板が言うことを事聞かずにズレ落ちる。
  • ・石を踏んでしまいガタガタになり、滑る際に引っ掛かりを感じる。
  • ・滑走面に傷が入っている。(※滑走性が下がり傷が深ければ板の寿命を縮める場合もあるので注意)
  • ・滑走面が酸化して白くなり毛羽立ちがひどい。

これらの症状は滑走性の低下だけでなく、スキー板の寿命にも影響を及ぼします。

え?私のスキー板はどうなんだろう?と、判断つかない場合は「スキーショップにてスキーチューンナップに出す」こと をおすすめします。
全てキレイになって戻ってきます!エッジは研磨されギンギンに、滑走面は磨かれてツルツルに。
わかりやすく例えると買った時と同等の状態になります。いやそれ以上かもしれません。
もちろん有料ですが、これが一番おすすめ保管方法です。 もちろんネットでも受付できます!

チューンナップはこちら

シーズンが終わってからの保管方法 その2

シーズンが終わってからの保管方法 その2

そんなに滑ってないから大丈夫だろう。と判断された場合でも 「滑走面にホットワックスを塗って保管」してください。
ホットワックス?? という方に簡単に説明しますと、お風呂上りに女性の方が保湿目的で「顔パック」していますよね。
スキー板も同じように滑走面をパックをします。
ホットワックスとは、固形の滑走剤(ワックス)でろうそくの「ろう」のような素材を専用のアイロンで溶かして滑走面に塗り、
その状態で次のシーズンまで保管します。 ホットワックスの目的は「滑走面とエッジの酸化防止」です。
よってこの保管方法は色々と道具が必要になります。
専用アイロン、ワックス、シート、バイス、台、スクレーパー、ブラシetc イチから揃えると1万円以上はかかりますが、
最初に揃えればあとは消耗品としてかかってくる費用はホットワックス代だけになりますので長期的には揃えた方が得かもしれませんね。
まとめると、シーズンオフの間は滑走面をそのままにしていてはダメです!
必ずホットワックスを塗りましょう。 無理な方はチューンナップに出しましょう。

スキーした直後の保管方法

スキーした直後の保管方法

電車やバスでスキーに行く方や、マイカーでスキーに行く方と様々です。
行きは自宅でしっかりと準備していくのでとくに問題はありませんが、やはり帰りが気になるところです。
なぜかというとスキーが終わった直後に収納するからです。まだ雪がスキー板についたままのケースがよくあります。これが後々悪影響を及ぼします。

  • ①雪をできるだけ落としましょう。(さすがに雪上では完全に落とすことは不可能です)
  • ②つぎに雑巾やタオルで滑走面とエッジを乾拭きします。
  • ③スキーケースや車の荷台に収納します。
  • ④帰ってからしっかりと乾燥させるといった流れになります。

現地(スキー場)では応急の乾燥を、自宅で完全な乾燥を行ってください。
雪がついたままスキーケースや車の荷台にしまってしまうと他の物まで濡れて余計な仕事が増えてしまうからです。
あと、車の荷台といっても外はおすすめしません。 ルーフキャリーにスキー板を収納して走っている車をみかけますが、実はあまりよくありません。

なぜなら排気ガスや雨雪にさらされスキー板が汚れてしまうからです。
スキーをして汚れるよりも状態がよくありません。車種によっては難しい事情もありますができるだけ車内に入れる事をおすすめします。

保管場所はどこがいい?

保管場所はどこがいい?

最適な場所は乾燥している所です。日本は高温多湿な国です。特に梅雨時期は注意しましょう。
ベランダや外の物置は一発で錆びます。そうなると家の中しかありませんね。
ウオークインクローゼットや押し入れに工夫してしまうのがいいでしょう。
スキー板そのままの裸よりはスキーケースに入れたり
スキーを購入した際に入れてくれるビニール袋に乾燥剤(シリカゲル)を一緒に入れて封をするとよりいいですね。

以上、スキー板の保管方法についてのご説明でした。
スキーから帰ってきての片付けはどうしても面倒くさいものです。
しかし、ほんの5分!いや!慣れれば3分!時間をかければとてもいい保管状況にできます。
それは「乾燥」です。やはり水がスキー板に悪影響を及ぼしますからね。

それからシーズンオフは乾燥しっぱなし(ほったらかし)はタブーです。滑走面とエッジにホットワックスを塗りましょう。
道具がない方はお店でチューンナップに出しましょう。
スキー板は決して安くありません。その分ほったらかしにすればするほど元の状態に戻すのに費用がかかる場合があります。
MYスキーに愛着を持って管理してあげてください!

スキー板一覧はこちら

この記事をシェアする
コンテンツTOPへ
タナベスポーツ・ショッピングガイド