【スキー板乗り比べ】ロシニョールショートターン4機種比較!滑りの違い?検定向き?これでわかる!
ROSSIGNOL最新ショートターン4機種乗り比べ!
実際に滑らないとわからない違いを雪男のフィーリングとともにお伝えします!
ぜひ参考にしてみてください
目次(該当のシーンへ遷移します!)
検証条件
今回の乗り比べは長野県白馬五竜いいもりゲレンデで行いました!
気温は大体-2度。
前日冷えた後でピステンを踏んでいるので、足元に軽くじゃがいものような雪があるような状態でした。
白馬五竜スキー場の詳細は公式サイトにてご確認下さい!
4機種比較
HERO ATHLETE FIS SL FACTORY

競技用スラロームモデル。
今回ご紹介する4機種の中では最上級のスキー板です。
雪男感想
雪男のようにしっかりスピードが出せる人にはしっかりと反応してくれてレスポンスの良い板です。
ハイレベルな方におすすめです!
乗り比べを行った時の条件下でもしっかりと雪面を捉えて返ってくる感じがあるので、さすがレース系の板だなという印象です。
HERO MASTER ST

基礎系のスキーで技術選で使われるショートターンモデル。
HERO ATHLETE FIS SLの次にしっかりした板です。
雪男感想
HERO ATHLETE FIS SLよりも優しい分板が少しクイックでした。
検証日のように足元がハードパックすぎない時は柔らかい雪に対して板をしならせるのに技術が必要ですが、そこの難易度がクッと下がりました。
そのためクイックな動きができ、ショートターンのスピードが少し暴走気味になりました。
しっかり乗り込む前にもう板がたわんでくれるので、技術選ではすごくいいと思います。
テクニカル・クラウンにも良さそうです。
SUPERVIRAGE VIII LTD

基礎・小回り系の最上位機種。
HERO ATHLETE FIS SL FACTORYとかぶる部分はありますが、一般ユーザー向けのレベルに合わせた板に、競技用プレートを搭載したモデルとなっています。
雪男感想
これまでの2機種よりも落ち着いた滑りができました。
雪男レベルの、デモレベルではない人はSL用の板じゃなくてもいいかもしれません。
板がやさしく、ねじれるようなトーションがあるので硬くないバーンだと動かしやすいです。
横に振り幅もとれるし、足元がR-22というレーシングプレートだから、噛ませたい時にすごくグリップしてSLやSTよりも安定していました。
ただターンスピードは落ちると思いますが、ターンをまとめたいと考えるとこういう板がすごく良いです。
SUPERVIRAGE VIII TECH

SUPERVIRAGE VIII LTDと板自体は同じ作りになっていて、プレートが異なっています。
足元のサイズ調整が簡単にできるKONECTタイプのビンディングを搭載。
板全体にメタルは入っていますが、プレートの違いから足元が優しく仕上がっています。
雪男感想
レベルで言うと一級以上からのイメージです。
ロシニョールの板の場合はメタルが全面ではなく真ん中に入っているので、ねじりやすいです。
前半で振り幅を出すのに遊びができます。
LTDはスピードが出てきてものレーシングプレートのおかげで足元が噛むのですが、雪男のレベルだとTECHは前半スピードが乗るまでは動かしやすいのですが、後半でスピードが乗ってくるとターンのMAXで逃げてチャレンジがしにくくなる印象です。
ターンコントロールがしやすいので、一級からテクニカルくらいのレベルの方がプライズなどの検定を行うのに向いた板だと思います。
大会・コンペ・技術選を目指すと言うよりは技術向上を目指している方に向いている板です。
スキー板は機種ごとに特徴があります。
ご自身のレベルに合わせて、尚且つご自身が求めているものや悩んでいる部分を店舗スタッフにしっかり伝えて頂いて板を選んでいただくと良いと思います。