OGASAK<オガサカ>2024-2025年NEWモデルスキー板モデルチェンジをご紹介!

OGASAKA<オガサカ>2024-2025年NEWモデルスキー板モデルチェンジをご紹介!

1912年の創業以来一貫して「木」にこだわり、木そのものが持つ素材特性を生かしながら様々な最先端テクノロジーを駆使してスキーづくりを続ける「オガサカスキー」
若いデザイナーが少しずつ開発に関わってくるようになっており、スキー板もストックも、これまでの「OGASAKA」とは一味違ったデザインのものが増えてきています。

今回の記事では2024-2025シーズンOGASAKAスキーを紹介!
新しく開発された複合サイドカーブ「Multi Arc Jointed Curve(マルチ・アーク・ジョインテッド・カーブ)」と「Dynamic tail(ダイナミック・テール)」を採用した「KS-AP」「TCシリーズ」に注目!
その他人気シリーズの変更点や特徴などもご紹介していきます。

KEO’Sシリーズ

KEO'Sシリーズ

もともとKEO’Sシリーズは1996年、猪又一之選手の技術選での優勝という鮮烈デビューを飾って以来、カービングスキーの代名詞となっているシリーズです。
KEO’Sデビューから四半世紀近く経った今、「KEO’SのDNAを覚醒させよう」というテーマで、カービングスキーに非常にこだわって開発を続けてきました。

KS-AP

KS-AP

2024-2025シーズンのイチオシスキー。
「KS-AP」のAPは「ADVANCED PRO」の略で、『これまでできなかったことができるスキー』『上級者をさらに次のステージへいざなってくれるスキー』という意味が込められており、その名の通りのモデルに仕上がっています。
KEO’Sは歴史の長いシリーズですが、その中でも今回のKEO’Sのモデルチェンジは試乗会でもかなり評判が良いモデルです。

「ソフトフレックス・ハードトーション」をコンセプトに開発されたモデルで、フレックスはスキーを踏んだ時の硬さ、トーションはねじれ剛性を指します。
フレックスは今までのものより柔らかく、トーションは強くし、カービングに徹底的にこだわって開発されています。

変更点として、まずはトップの形状が大きく変更されています。
また、従来モデルに居ていたチップキャップがメタルチッププロテクターに変更されています。
これによってプロテクター部分の重さが40%ほど軽量化されています。
軽量化されたことによってスキートップの振動を抑える抑えることにも成功しています。
4つのRを持つ「マルチ・アーク・ジョインテッド・カーブ」を採用。

非常にバランスが良く、低速から高速まで、また大回りから小回りまで、オールラウンドで使えます。
メーカーのスキー開発に携わる方からも「通常テストでは一本しか滑らないが、このスキーは何度もおかわりしてしまった」と言われるほど楽しいスキーです。

テクノロジー

サイドカーブがこれまでにない、4つの円弧を繋いだものに変更されています。
この複合型のサイドカーブは、「Multi Arc Jointed Curve(マルチ・アーク・ジョインテッド・カーブ)」と名付けられています。
適切な位置に適切なラディウスの円弧を配置することによって、方向づけ、グリップ、推進力をコントロールしたターンが可能となっています。

テールの形状は「Dynamic tail(ダイナミック・テール)」と呼ばれる構造になっています。

テール側の接雪点をブーツセンター寄りに移動した構造で、角付けした時の変曲点が長くなり、エッジグリップ力が増して、開放動作とともにスキーに加速力が生まれる仕組みになっています。

従来モデルからトップの形状・テールの形状・サイドカーブ・フレックスが全て変更されており、フルモデルチェンジというより、新しいこれまでにないスキーという仕上がりになっています。

カラーはブラックとレッドの2色展開。
金具のセットモデル/柔らかい「FM585プレート」搭載モデル/「SR585プレート」搭載モデル/板単体のモデル の4種類から選ぶことができます。
プレートをつけることによって足元の剛性も変わってくるので、ご自身のレベルや体重、好みに応じてセッティングをお選びいただけます。

レベル的には上級者向けのトップ機種となっており、例えばプライズテストを受ける方や準指導員・指導員の検定を受けるような方に適したモデルです。

KS-AD

KS-AD

SAJの1級を目指すような方受けのスキー板。
名称は「ADVANCED DYNAMO」の略で、『次のレベルへ進む力強いスキー』という意味が込められています。

メタルの入っていないグラスのスキーです。
以前のモデルKEO’Sの「KS-EV」と同じく、デッキの両端に段差をつけた「TERRACE(テラス)構造」を採用。
ねじれが綺麗に出るような構造になっています。この構造は「KS-AD」と「KS-AU」に採用されています。

また、2024-2025シーズンは新しく3Rのサイドカーブを採用しており、非常に楽しく乗ることができます。
検定を受ける方以外でも、オールラウンドに自由に扱えるスキーとなっています。

カラーは3色展開、長さは150〜170で用意されています。
「PRD11」の金具セットのコンプリートモデルのみの販売になっています。

KS-AU

KS-AU

KEO’Sシリーズのエントリーモデル。
AUは「AUTHENTIC UNITY」の略で、調和を持たせた初心者・初級者も楽しめるスキーです。
長さは145〜165で、「KS-AD」と比べ5cmずつ短いサイズ展開となっています。

サイドカーブは「KS-AD」と同じく、新しく3Rのサイドカーブを採用しており、自由自在に扱えてレベルアップにも最適です。
芯材に軽量素材を使用しているので、「KS-AD」よりさらに軽量のスキーとなっています。

金具は「SLR10」で、少し開放地の低いモデルがセットになっています。

SAJの2級程度〜中級者まで楽しめる、レベルアップをしたい方におすすめのスキーです。

KS-XX

KS-XX

2022-2023シーズンからの継続モデルです。
丸山貴雄選手からインスパイアされた、アスリートスキーヤー向けのハイスペックなオールラウンドモデル。
強さとしなやかさをあわせもち、高速から低速、アイスバーンから深雪や悪雪まで、条件を選ばずに抜群の安定性と自由な操作性で対応幅がとても広いモデルです。
テクニックに自信があるエキスパートに是非お試しいただきたいオガサカスキーの自信作です。

KS-PS

KS-PS

2023-2024シーズンからの継続モデル。
技術志向のオールラウンドモデルの一番上級者向けのモデル。
プレートの選択が可能で、ビンディングがセットになっているものも用意されています。
検定でいうとプライズテスト、テクニカル、クラウンなどの1級を持っていて、その上を目指す方におすすめのモデルです。

谷回りから グリップ性能の高さと足元を中心としたたわみが感じられ、小回りから大回り、不整地まで自在に対応可能なモデルに仕上がっています。
特に不整地での安定性と操作性の良さが秀逸です。
プライズテストにも最適な技術志向のエキスパートスキーヤーに向けた高性能オールラウンドモデルです。
カラーは赤と黒の2色展開となっています。

KS-PV

KS-PV

2023-2024シーズンからの継続のセカンドモデルのスキー板。
メタルを使用しないグラスファイバーを使用したモデルです。
グラスファイバー特有のしなやかなレスポンスからの切りかえが容易で、サイドカーブと構成材の変更により、足元のたわみとトップ部からのグリップ力、安定性も向上しました。
「KS-PS」のようなソリッドな切れ感とは違い、優雅な乗り心地で長いコースでも疲れにくく、技術習得・レベルアップに最適なオールラウンドモデルです。

3色展開、全てビンディング付きとなっています。

KS-PY

KS-PY

2023-2024シーズンからの継続モデル。
KEO’Sをより幅広いスキーヤーに楽しんでいただけるように改良した、初・中級向けオールラウンドモデル。
軽量芯材を使用し、柔らかさを兼ね備えたスキー板です。
従来モデルから構成材などの変更し、グリップ力と安定性が向上しています。
乗り味がしなやかになったことで、低速でもたわみを感じられ、ターン導入が容易になり、軽快な操作が可能になりました。
ステップアップを目指したい方や脚力に自身のない方、女性スキーヤーにもお薦めの1台です。
初・中級向けではありますが、今までのKeo’sよりもさらにハイスピードで使えるスキーでもあります。
カラーは2色展開となっています。

UNITYシリーズ

UNITYシリーズ

2022-2023シーズンからの継続モデルです。
1977年の誕生から46年、現存するオガサカスキーのモデル名としては最も歴史が長いUnity。
「どんな状況でもスキーヤーが意のままに扱える操作性」をコンセプトに、オールシチュエーションで使えるスキー板となっています。

「KEO’S」と同じオールラウンドモデルですが、ゲレンデスキー ハードパックされたパーク、バーンをオールラウンドに適している「KEO’S」に対し、「UNITY」シリーズは「色々な斜面を楽しく滑る」がコンセプトです。
オールラウンドかつ、新雪・悪雪・コブなど、スキー場のいろいろな斜面を楽に楽しく滑れるモデルとなっています。

特徴として、OGASAKAのスキーは基本的にキャンバーとなっているのですが、「UNITY」はトップロッカーを採用しています。
このため、たわませると接雪点がセンターに近くなり、雪面の上を浮いていくような非常に楽な滑走感覚が得られます。
また、普通のゲレンデのスキーに比べると、ややセンター幅が広いのも特徴で、新雪・パウダー・ゲレンデ・サイドカントリー・悪雪・春先の雪でも楽に操作できます。

TRIUNシリーズ

TRIUNシリーズ

GS

GS

こちらは2024-2025シーズンはシリーズラインナップとしては変更はありませんが、一部商品は「GS」「GS-M」「G」「G.TEAM/M」の4機種は内容が変更されています。

具体的に言うと、厚さのピークをブーツセンターよりに移動。
スキー板の厚さのピークがブーツセンターよりになったことによって、つま先付近のたわみが出しやすく、初期の雪面コンタクトが向上してターンの入りが速くなっています。 また、「GS」「GS-M」「G」の3機種はサイドカーブも変更されています。

「扱いやすく高性能」という特徴は変わらず、性能を上げています。

SL

SL

165/160cmが性能継続で、156cmのみサイドカーブが少しきつめに変更されています。
スキーの長さごとの最適化ということで、競技のスキーの性能が変更されています。

E-TURN

E-TURN

「11.5」「10.8」「9.8」「8.5」は2022-2023シーズンからの継続モデルです。

OGASAKAは2023年6月に、世界を渡り歩いている北海道出身のビッグマウンテンスキーヤー「山木匡浩さん」と契約。
2024-2025シーズンは山木さんのデザインされたオリジナルモデルの「E-TURN10.8」「E-TURN9.8」172/179の2サイズずつ台数限定で発売されています。
通常の「E-TURN10.8」「E-TURN9.8」のデザイン違いのオリジナルモデルで数量限定の貴重なおすすめのスキーとなっています。

YŌIDON

YŌIDON

ジュニアスキー板
初心者の人が1日でパラレルターンをできるように開発されています。
123cmの長さ用意されており、2024-2025シーズンに構成材が変更され、モデルチェンジしています。

AG-SR/AG-MX

AG-SR/AG-MX

夏でもスキーの練習がしたい方に向けのサマーゲレンデ用スキー板。
2024-2025シーズンはデザインチェンジしています。

「AG-SR」はブルー・グリーン・レッドの3色用意されており、ステンレスソール。
「AG-MX」ポリアミド素材でホワイト1色となっています。

スキー場によって適した滑走面が異なっており、兵庫のおおやキー場は「MX」がおすすめで、ウイングヒルズ白鳥やサンビレッジ茜は「SR」を使用している方が多いです。

TCシリーズ

TCシリーズ

TC-S

TC-S

技術選に特化したスキー。
トップ・センター・テールの数値は「KS-AP」と同じですが、Rの付け方が異なっており、R12.9mとなっています。
「KS-AP」がオールラウンドスキーなのに対し、「TC-S」は技術選のショートターン種目で使われるスキーで、よりショートターンに特化したスキーとなっています。

技術選のショートで高得点を出すことを目的に作られ、そのために10年間程技術選のトップ選手の運動解析。それに伴って、スキーの設計も変更されています。
2024-2025シーズンは結果として、従来モデルと比べてソフトフレックスで、ハードトーションに仕上がっています。フレックスが非常に柔らかく、ねじれには強くできています。
また、ある角度になった時に技術選で高得点が出てくるというヒントがあり、その設計に合わせていくと、一つのRではとても対応できないということで、一つの板に4つのRをもつ「マルチ・アーク・ジョインテッド・カーブ」を採用。
これまで3Rはありましたが、4つのRを持つ板は非常に少ないと思います。

さまざまな工夫がされており、技術選の中でのハイスピードの安定性、特にトップの部分のバタつきを抑える設計がされています。
トップの形状を変更し、メタルのチップキャップにすることによって、従来型のプラスチックのものから約4割軽量化され、振動も抑えられています。
何よりも、乗り味的に非常に幅が広く、ターン前半の捉えが非常に素早くなっています。
その結果として、前半から余裕が生まれていて、落下しながらスキーをたわませて抜け出していけるスキーとして仕上がっています。

技術選は特典競技なので、滑走面も少し目立つようにデザインされています。
2023-2024シーズンモデルとデザインは似ていますが、中身はかなり変更されて、非常に乗りやすく高性能になっています。
ショートターンが行いやすいので、モデル試乗会での評判も高く、おすすめのモデルとなっています。

設定としてはMARKERの「rMotion3」セットアップモデル/「FM585プレート」搭載モデル/「SR585プレート」搭載モデル/板単体のモデル の4種類 「KS-AP」と同様に「マルチ・アーク・ジョインテッド・カーブ」「ダイナミック・テール」を採用。

TC-L

TC-L

技術選で勝つということを目的に開発されたモデル。
長さは、従来からある183cmと180cmに加え、2024-2025シーズンから177cmという少し短め物が追加されています。

技術選の大回り種目で高得点を目指すというために開発されたスキーで、開発当初からソフトフレックス・ハードトーションという形で、技術選で高得点が生まれる運動を解析しており、ある角度で性能が発揮できる部分を設計に取り入れました。
こちらもショート同様、複合カーブを持つ「マルチ・アーク・ジョインテッド・カーブ」を採用。
なおかつたわみを出しやすく、ねじれが強いため、リズム変化やターン自体のスピードをあげ、ターンの抜けを向上させています。

また、ロングとショートのセンター幅が同じ設定となっており、同じようなフィーリングで操作できます。
技術選を視野に入れている方はぜひ「TC-S」と「TC-L」を合わせて使ってみてください!

また、昨年まであったミドルターン向けの「TC-M」はなくなっています。

TC-YS/TC-YL

TC-YS/TC-YL

ユースモデルで、高校生・中学生が技術選で使うタイプのモデルです。
どちらもバランス変更が行われており、「TC-YS」に関してはサイドカーブとアーチも変更されています。
トップのトライが向上し、操作性も向上。

「TC-YL」に関してはトップがたわみやすく、高速急斜面でトップが叩かれにくくなっています。

TC-JS/TC-JL

TC-JS/TC-JL

ジュニア用モデル。
内容は変更されておらず、デザインのみ変更されています。

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